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神奈川韓国商工会議所 会 長 全 玉 勲
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2012年を迎えてのご挨拶
2012年、壬辰(みずのえたつ)の年頭に際して、皆様へ謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中の並々ならぬ、ご支援ご協助に、あらためて感謝と敬意の言葉を申し上げると共に、本年も倍前のご交誼の程を、よろしくお願い申し上げます。
皆様もご周知の如く、前年3月11日に発生した東日本大震災から津波被害と原発事故にかかる未曾有の大災害により、日本列島は大きなダメージを受けました。
被災された方々にお見舞いの言葉を申し上げるとともに、尊い命を落とされた被害者皆様のご冥福をお祈り申し上げます。
さて、我々、在日韓国商工人も、かねてからの同胞関連業種に対する風評被害や規制強化の逆風と震災による経済環境の悪化が相まって、商売や取引に大きな影響を受けてまいりました。
しかしながら、本年、我々はこの荒波を乗り越えて行かなければなりません。 疲弊した日本経済は、民主党政権の舵取りにより、再構築の過程で、新しい国際経済の枠組みに、取り込まれて行く予兆が見えています。
祖国大韓民国の国際経済における活躍は目覚しく、貿易1兆ドルを達成し世界9位に到達する中、能動的に日本をはじめ世界に向けて、セールスをかけております。
しかしながら、内需や雇用情勢など国内的には様々な問題を内包しており、その最中におこなわれる国会議員総選挙と大統領選挙という大きな政治イベントが、海外からも注目されております。
また、北韓、金正日総書記の死去により、韓半島情勢はより不透明感と緊張感とを現出させており、なお注視せざるを得ない状況にあります。
さて、我々同胞商工人にとって、残念ながらもマイナス条件からの出立となる2012年ではございますが、今こそ創業者であり開拓者であった、在日一世諸先輩方の精神に学び、その姿に立ち戻りながら、苦境を逆手に取った、逆風を追い風に変える知恵や手法を、皆様と共に模索し、形にして行きたいと考えております。
本年は、同胞社会が、大きな岐路に立つ年だと言えます。
国政選挙への参加を契機に、本国政府の在日同胞へ対するスタンスが見直されてゆく可能性があります。 民団では中央においても、神奈川県においても節目の年となります。
また、中央商銀にとっては、どの団体よりも、非常に重要な年になるのではないでしょうか。
私ども韓商においても、本年は、全国レベルで法的な組織基盤の改編がおこなわれる機運が、見受けられます。
特に神奈川韓商は、来年、創設50周年を迎えるにあたり、半世紀を振り返り、新しい50年に向けた取り組みを、始めなければなりません。
2012年は、多角的な対外交流を組織基盤強化に繋げて行く事業を、展開する考えでございます。
このように、期せずして、現在日本が直面する非常に厳しい環境の中で、各組織が節目や岐路となる年を、むかえる事となりました。
我々は、例年にも増して、堅固な意思を持って、組織活動に努力しなくてはならないと、感じております。
同胞社会を動かす原動力は、言うまでもなく、同胞皆様一人ひとりのお力です。
皆様の目と声が、同胞組織を支えてくださるのです。 この場をお借りして、倍前のご指導ご鞭撻をたまわりますよう、高い場所からではございますが、切にお願いを申し上げます。
壬(みずのえ)には、新しい種子を宿すという、意味があり、辰(たつ)には、ふるう、伸びるというイメージがあるそうです。
その意にならって、ぜひ、日本の復興が順調に進み、我々同胞社会にとっても、明るい将来への起点となる、2012年である事を、希望して、やみません。
重ねて、2012年が皆様にとって、事業の繁栄と、家庭の御多幸に恵まれた1年となる事を、心よりお祈り申し上げ、略儀ながら、新年のご挨拶とさせていただきます。 カムサハムニダ。
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